2016年10月25日火曜日

Kids’ AU Camp 2015 in OKINAWAの開催報告

 2015年の夏、ちょうど私たちが沖縄で15回目のKids’ AU Campを楽しんでいた時期と重なるように、「平和学の父」ヨハン・ガルトゥング博士が日本、そして沖縄を訪問して「積極的平和」を実現するための提言をされました。その第一が「北東アジア共同体を構築すること」です。そして、沖縄県にそのオフィスを設置することを進言されました。それはおそらく、アジアの平和を語るとき、その歴史、文化、位置など、沖縄県がもっともふさわしい場所であると考えられているのだと思います。私もまったく同じ思いで沖縄でのKids’ AU Campを準備し、開催しました。
志を共にする島人・中根忍さんと気持ちを合わせ、Kids’ AU琉球を立ち上げ準備を進め、安田地区のみなさんのやさしく力強いご支援を得て、心行くまでキャンプを楽しむことができました。
 
 日本、韓国・朝鮮、中国、モンゴル、ロシア、そして台湾もふくめた北東アジア各国から141人が集い、安田地区の美ら海でカヌー体験、無人島でのシュノーケリングを楽しみ、地元の小学校校庭でキャンプしながら、運動会、料理コンテスト、パフォーマンス大会などの各種交流プログラムを楽しみました。キャンプ中は天気が良すぎるくらいで、モンゴルやロシアなど北の地域から参加したメンバーは暑くて大変でした。沖縄の歴史にも少しだけふれる機会をもとうと、ひめゆり平和祈念資料館や首里城、水族館なども見学しました。最終日には各国の代表たちが沖縄県庁を訪ねて知事への表敬訪問(代理:安慶田副知事)を行いKids’ AU Campの報告や平和への思いをお話ししました。また、今回は、沖縄と縁の深い台湾からもゲスト(学校関係者)を5名招待し、ネットワークを広げました。15回累計で1,376 名の北東アジア市民の心を繋ぐことができてよかったです。
●日本68人、●コリア(韓国・朝鮮)29人、●中国12人、●モンゴル14 人、●ロシア13人、●台湾5人(ゲスト) 合計141 人
 
 今回、本当に多くのみなさまにサポートして頂きましたが、ことに島内外の大学生たちの活躍は目を見張るものがありました。誇りある豊かな未来を築いていこうと頑張る若者たちの情熱と誠実さは間違いなく参加したアジアの子どもたちに伝わったと信じています。
 後援して頂いた、文部科学省、沖縄県、国頭村、やんばる地域活性化サポートセンター、日本万国博覧会記念基金、沖縄ツーリストはじめたくさんの個人、機関にあらためて感謝いたします。


 
 
 
 
 

 
 
 

 

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