2014年11月17日月曜日

Kids'AU Camp 2014を終えて

こんにちは。Kids'AU 代表のむさしです。

Kids’ AU Campは、その名の通り、アジアの子どもたちをつなげるキャンプです。アジアの子どもたちが国境を越えて出会い、同じ「人間」として心通わせ友達を作る場です。それは、平和な未来を拓くための土壌をつくるということです。

14年目(14回目)を迎えるKids’ AU Campは、念願だった中国で無事開催されました。日本で生まれたこの小さな国際交流活動が日本から韓国、モンゴル、ロシアと開催国を増やしてこられたのは、各国の仲間の努力にほかなりません。中国・内モンゴルで受け入れ準備を進めてくれたKids’ AU中国代表のハスゴアさんはじめ19名の現地スタッフの皆さんに心から感謝します。また、各国から参加した21名のスタッフ各位にあらためて敬意を表します。



201488日~12日の5日間の日程で行われたこのキャンプは、中国・内モンゴル自治区の草原に日本、韓国、中国、モンゴル、ロシアの5ヶ国から参加した子どもたち62人が集い、「同じ釜の飯」を食べ、枕をならべ、大自然の中で思いきり走り回って遊びました。年々子どもたちが積極的に関わりあう姿が目立つようになりました。リピーターが増えたり、OBOGがスタッフとして参加し始めたからかもしれません。キャンプの詳細は、是非写真や作文をご覧ください。

日本チームは13名の子どもと7名のスタッフが参加しました。フライトの関係で、日本チームと韓国チームは7日夜に北京で合流し、翌朝内モンゴルへ向かいました。また、日本チームは帰りも1日調整日が必要だったので、北京市内を見学するオプションプログラムを楽しみました。故宮周辺や歴史保存地区である前門大街の商店街を散策しました。中国の人たちは大変やさしく、地下鉄では場所を譲ってくれたりしました。

この14年間で北東アジア6ヶ国から704名の子どもたちと632名のスタッフ、合計1236名がKids’ AU Campに参加しました。私たちの歩みはとても小さいですが、「小さな一歩が未来を拓く」と信じて地道に取り組んできました。Kids’ AU Campのように北東アジア各国の市民が連携し、お互いの国を巡りながら交流活動を展開している例はほかに見つかりません。苦労も楽しみも共有できる仲間が国境を越えているというのはとてもうれしいですし、まさに私のプライドです。

私たちのこの小さな取り組みが、北東アジアの平和と発展にわずかでも寄与できることを信じて今後も地道に取り組んでまいります。そして、北東アジアがアジア全域の平和と発展を促すモデルとなっていくよう、一市民としてできることを続けていきたいと願います。



今回のキャンプ中に開催されたKids’ AU 各国代表者会議において、15回目となる来年は、日本・沖縄で開催することが決まりました。811日のファイナルパーティーの最後に、中国代表ハスゴアから日本チームにKids' AUフラッグの引き継ぎがなされました。

2015年のキャンプを現地で主管するのはKids' AU琉球支部(中根忍支部長・写真中央右)です。
3年ほど前に沖縄開催を構想し、「Kids’ AU琉球支部」を設置しました。いよいよ来年実施となります。2015年の夏、北東アジアの平和を沖縄(琉球)で育みます。台湾からの参加も検討されており、いまから楽しみです。Kids’ AU Campの今後に是非ご期待下さい。

最後に、Kids’ AU Campを支えていただいております全ての皆様にあらためて感謝申し上げます。

今後ともご指導、ご協力をよろしくお願い申し上げます。


村上忠明

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